生きる

これまで私は死ぬかと思った事も死にそうになった事も死んだ方がましだと思った事も死のうとしたのに死ねなかった事もあったけれど。
それでも私は生きている。
やりたい事がある。やらねばならない仕事がある。
でも、生きていたいのかと問われれば生き続けたい訳ではない。
生きる理由はどこにもない。
でも死ぬ事を許されない。
だからやりたい事を探してやらねばならぬ仕事を自分に課しているのかもしれない。
生き続ける為に。

いや、死ぬ事を許す人は誰もいない。
許すのも許さないのも私だけ。
私の命に、私の人生に責任があるのは私だけ。
私は死ぬ事も生きる事も選べなかった。
でも、死のうとしたのに死ねなかったのは、それに何か意味があるのかもしれない。
だから今は生きている。生きる事を選んだ。
でも理由はどこにも見つけられなくて。
だからただ状況に任せて生きているに近い。

生きる理由を探す。
一年後、二年後の予定をたてる。
でもこれは逃げかもしれない。
本当に生きる理由なんてあるのだろうか。
みんなはそれを持っているの?

貴女へ。
生きている貴女はとてもうつくしくて貴女をいつまでも見ていたい。
私は貴女の事が本当に大好きです。今日、改めてそう思いました。
でも、想像もつかない程の困難な苦しい状況でもがいている貴女。
そんな貴女のうつくしさは苦しみと紙一重で。だからその苦しみを癒してあげられたらと私は願う。
貴女が生きる意味を見つけられたらと。
でも、生きる意味を求めているのは私なのかもしれない。
貴女に近付きたいと思ったのは、それが理由ではないのだけれど。
きっと理由なんてどこにもないのだけれど。