2005-06-01から1ヶ月間の記事一覧

過去旅行記録‐9

そして、二泊三日の旅の最終日。この連休中はずっと良い天気で、最終日も晴天だった。中心地で土産物(といっても、地物のちくわと蒲鉾)を買い、バスにて遊園地へ向かう。見覚えのない周囲の風景にきょろきょろしながら乗っていると、ふいに見覚えのある風…

過去旅行記録‐8

思う存分泣いた後、祖父母の家に別れを告げ、外に出た。この家を見る事は今後もう二度とないだろうと思ったが、思い残しは無く、すっきりとした気持ちだった。そのまま、中心街に向かって歩く。自転車で、祖父母の入院していた病院へ通った道だ。この道はさ…

過去旅行記録‐7

祖父はそれ以来ずっと寝たきりのまま、病院で何年か過ごした後、亡くなった。あの事は、私の心に刺さった棘だった。私が祖父を愛せなかったら、うっとおしいと思ったから祖父が倒れたとでもいうような、そんな気がしていた。祖父は祖父として、ただただ私の…

過去旅行記録‐6

当時、祖母は既に脳梗塞のため、長期の入院生活を送っており(つまり、養老院の代わり)、祖父は一人で暮らしていた。あの日、夜に祖父から電話が入った。確か、送ってくれた荷物についてだったと思う。祖父が元気だった頃、東京でも買えるようなお菓子や果…

過去旅行記録‐5

庭から祖父母の家の周りをまわる。家の裏口。裏口脇の水道には、紙みたいに薄っぺらくなった砥石が、残っていた。(明治生まれの祖父は、物を大事にする人だった)裏庭は、手入れがされないままに残っていた。祖父母は植物が大好きで、沢山の花を植えていた…

過去旅行記録‐4

二日目の昼に、城下町から空港へ戻るタクシーが取れたので、それに乗って城下町を離れる。目的地は、母方の祖父母の家だ。空港からバスに乗り換え、まずは中心街へ。ネットで調べたホテルにチェックインし、荷物を置いた後、電車に乗って祖父母の家に向かう…

過去旅行記録‐3

古い田舎の城下町。案内所の職員さんは「20年前とは変わっていないと思いますよ」と言っていたが、街のどこにも見覚えのある風景はなかった。商店街は寂れ、どこもシャッターが下りている。(決してGWの所為ではなく)逆に観光名所は整備が進み、以前はただ…

過去旅行記録‐2

限られた時間、行きたい場所は決まっていた。祖父母の家。彼等が入院していた病院や、その帰り道に寄ったスーパーがある、中心街。祖父母の家へ行った時に一人で出かけた、城下町。(これが、私の初めての一人旅行だった)そして、時間があれば、何度も連れ…

過去旅行記録‐1

GWの中休みの日の夜、友人と飲みながら話していて、ふと祖父母の住んでいた土地を見たくなった。帰宅後、連休なので飛行機はないだろうと思いながらネットを覗くと、翌朝発の便と、休み最終日夕方戻る便があった。どちらも残り一席。運がいいというよりも、…

記録

毎日、毎日、何も成さぬまま過ぎていく。どうすればいいのか。今のこの状態を抜ける道が見つからない。いつか、光が見える日が来るのだろうか。破滅へと、刻一刻と近付いているような気がしていて、そしてそれは間違いではないのだろう。道があるのか。それ…

プロフィール変更、タイトル変更

タイトル変更。『鳥頭綴り』心境を綴る日記のはずが、雑記が多くなってきたので、それに伴う変更。内容はこれまでと変わらず。私以外の人間には意味の無いテキスト。

今日の肴

スーパーで売っているパック入りの無調整豆乳を使ってつくった、汲み上げ湯葉。甘くておいしい湯葉が、こんなに手軽に楽しめるなんて。知らなかったこれまでの歳月。損をした気分。

毎日、豆板醤鍋

ここのところ、毎日鍋を食べている。韓国系スーパーで土鍋を手に入れたのだが、さすが100円ショップの土鍋より丈夫。ガシガシ使える。チゲの作り方をネットで調べたが、唐辛子味の油を使うのがポイントらしい。ラー油でもあれば代用できるのかもしれないが、…