罵詈雑言の上に

それでも私は幸せなのだ。
これまでの人生思うようにならなかった事が多いが、それでも今は可能な範囲で思うように生きている。
後悔だけはしないように、精一杯生きている。

何をもって幸せと感じるのかは人によって違うのだろう。
今、幸せかと問われたら。
私は今、間違いなく幸せだ。

愛している者がいて。愛してくれる者もいて。
毎日何かしら暖かいほんわかする出来事があり。
それを幸せと言わずして何といおうか。

私は今、間違いなく幸せだ。
こんなに中身がなく、罪をも背負っている身でありながら、申し訳ないくら
い幸せだ。

私は自分がハンディキャップを背負っている事を知っている。
けれど、それがまぎれもない今の私の姿。
私にとっては今の私が私の全て。
過去の私は今の私を構成する単なる一要素、事実でしかなく、それはもはや
切り離せない要素の一つになっている。
単なる事実でそれ以上の意味を持たないもの。
その過去がなくては今の私にも辿り着かなかったのだから。

少なくとも今の私は自分を不幸などと思った事はない。
私は今、間違いなく幸せだ。