死ぬ事は怖くはない。
身体が使い物にならなくなる事も。

怖いのはきっと別の事。

先が見えない。
自分の行き先が何も見えない。
その事が不安を呼び恐怖を産んでいる。

何もかもを失った(かに見えた)事はかつて何度もあった。
けれどもその時にも、かろうじて動けるだけの身体は持っていた。
しかし、今度はおそらくそれすらも失う。

私はその時、どうしているのだろうか。
家族もなく、仕事もなく、少しの財産も無く。


眠い。
考えがまとまらない。
もう朝の7時で、昨日は久しぶりに早く帰れてゆっくりと寝たのに、まだまったく寝足りない。
30分だけ。30分だけ寝よう。