人権

一か月ぶりの日記。

日記を書く時間がない訳ではなかったが、気持ちの余裕が持てないまま時間が経ってしまった。
これからは、また、少しずつ記録をつけようかと。
一応、決意表明。

これまで、政治には関心を持たないようにしてきた。
政治がらみの話題に首を突っ込むと、トラブルに巻き込まれそうな気がして、あえてそこから遠ざかってきた。
だから私の姿勢は、「どの陣営の支持もしない」ノンポリシー。
しかし。
1991年1月17日の「砂漠の嵐」作戦でも、 2001年の「9.11」事件でも、衝撃は受けたものの変わらなかった私の主義が、いま揺らいでいる。

小泉首相北朝鮮訪問と日朝首脳会談
今はこのニュースを、恐怖と共に追っている。

私は恐い。
自分の身の危険を感じ、はじめてニュースに目を向けた。
正直なものだと自分を嘲笑う。

「拉致は過去の出来事で、もう二度とそのような悲劇は起こらない」と、どんなに言われても、本当に二度と起こらないと、誰が保証をしてくれるのだろうか。
私が今回のニュースで学んだのは、私が住んでいるこの国は、国民の安全を守ってくれない国だという事だ。

「拉致された人は運が悪かった。時代が悪かった」のだと。

拉致された人たちの人権と名誉を踏みにじられた気が、私はする。

とても悲しい。
怒りを通り越して、私は悲しい。

いまは今回の日朝首脳会談が、伴った痛みに見合う成果を生み出したと。
そう私に感じさせるだけの成果を、首相が今後見せつけてくれる事を願っている。
そして、拉致された人々とそのご家族が、少しでも納得できるような措置がなされる事を。
それが出来ないのであれば。
私は彼を軽蔑する。