祖母の死の意味する事‐3

何の連絡もないまま私からの手紙が届かなくなった事を、祖母はどう受け取っていたのだろうか。
私の事を気にかけてくれただろうか。
寂しかっただろうか。
諦めていただろうか。遠くに住んでおり、仕事も持っているのだから仕方がないと。

祖母の気持ちよりも、自分の保身を選んだ私。
祖母の訃報を聞いても祖母や家族の気持ちには思いは行かず、ただ、自分の事だけ、これで安心が出来ると、そればかりを考えていた私。

自分の事が何よりも大切。
自分の事しか考えられない。

私はこんなにもちっぽけで。
そして、醜い。