酔っぱらい

仕事仲間で飲んだ。
飲んだくれ。

最初は女3人で飲みはじめた。
映画、文学、政治、サブカルチャーまで。話題は豊富に論じる論じる。
次々に同僚を呼び出して、飲む飲む飲む飲む。
あんなに楽しい酒は何年ぶりだっただろうか、と思えるほど。
付き合わされた社員の皆さんにはお気の毒だったけれど…。

夜中の0時にお開きになり。
別れる時に飲みメンバーの一人に呼び止められた。

「また、会えるよね!ここでか、他所の会社でかはわからないけれど。
また、会えるよね!?」

必死で訴えてくる彼女。
彼女は職場の大先輩で、けれども同じバイトという立場の人なのだけれど。

うん。
また、貴女と会いたいです。
貴女との縁を切りたくはないです。
仕事の対する情熱を。方法は違う(し、同じ方法で仕事はしたくはない)けれども同じ情熱をもつ貴女と。
貴女と一緒に仕事をしたいです。
貴女と仕事以外の話題も共にしたいです。
貴女と。
貴女と一緒に歩んでいきたいです。

願えるのならば。