飲んだくれ

この週末は2日連続で仕事が休み。
金曜の晩に帰宅をしてからずっと、家から一歩も出ないまま一日中酒を飲み続けている。
飲む態勢になってからはじめて、いつも飲んでいる焼酎が1杯分しか残っていないことに気付いたが、また再び着替えて外出をするのもおっくうなので、家に残っているウイスキーとワインをかき集めた。

酒の当てには、スーパーで見かけたかわはぎの薄造りと赤なまこが旨そうだったので、買ってきていた。
その他には、味噌をつけてかじるつもりだった野菜類。
いずれもウイスキーには合いそうもない。ワインは論外。
仕方がないので楽しみにしていた刺身は残った焼酎で食べ、その他のものはウイスキーと合わせる事とした。

刺身は思った以上に美味しかった。
残念だったのは、酒の量が少なかった事。
通常ならば酒の2〜3杯は飲める量の刺身を、1杯の焼酎で酒の残量を計算しながら食べるのだから、あまり堪能できなかった。
重ね重ね残念。

その後はウイスキー
久しぶりに口にした。
ウイスキー独特の芳香で気分が悪くなる事が続いたため、この半年ほどウイスキーは口にしていなかったのだが、久しぶりに味わうそれは悪くない。
テネシーウイスキーの「Dickel」。
たしか、どこぞの店で安売りをしていたので、試しに買ってみたのだった。
お買得だった様子。

酒と食べ物。
何をどう合わせるのかは、個人個人で好みがあるだろう。
私の場合は。
ワインには後味の鮮烈なナマモノは合わせづらい気がする。
ピータンと食べあわせた時は、自分の好奇心をちょっと後悔した。
ウイスキーには油分が合うような気がする。
レンジで火を通した野菜に癖の強くないオリーブオイルで練った麦味噌を付けたものは、シンプルで美味しかった。
とか。
色々と考えるのは、実は嫌いじゃない。
でも、自分であれこれ勉強して覚えるには時間もお金もかかる。
それよりは、かわりに注文をしてくれるような食に詳しい人を、一人確保する方が確実だろう。
他力本願。

それにしても。
口に入るのならば、アルコールならば何でもいいと。
そんな状態になりつつある、現在の私。

本当は何でもいい。
どうでもいい。
アルコールなら。
そして、胃を保護して酒を飲ませてくれるような食べ物ならば何でもいい。
酒を飲み続けられるなら。

酒が欲しい。
一日中酒が欲しい。
酩酊に身を任せたい。
脳と脊髄をアルコールで犯して。
何も考えず。
このまま