私は私であっただけ

選んできてしまった人生は苛烈で、払った犠牲も多く、それを選ばざるを得なかった私は私を恥じ、罪を感じていた。自分の存在を「許されないもの」と感じていた。
でも、「私は私であっただけ」。
路傍の石の存在を許すように、私は私の存在を許していこうと思う。
すぐには無理でも、少しずつ許していこうと思う。

何をしたいか何をすべきかの答えは、既に私の中にあった。
「発見した、発見した、発見した!」と叫びたい思いだ。アルキメデスみたいに。
答えはずっとそこにあったのに。