『ある愛の風景』 図らずも、連続して戦争映画

今日観た映画。

ある愛の風景
2004年のデンマークの映画。
図らずも、連続して戦争映画。

アフガニスタンに派遣され、戦死が伝えられた兄。
だが、捕虜になった兄は生きていて、生き延びて妻と娘たちに再会するために、犯してはいけない罪を犯してしまった。
帰還しても、以前のようには過ごせない。

主人公の弟。刑務所にも入った一家のお荷物だった男が、「兄の死」をきっかけに一家を支える存在に変わる姿も胸をつく。
殺されるかという騒ぎに、駆け付けた警察官に「ただの兄弟喧嘩」と言い張る姿が、痛い。
誰しもが、戦争の哀しみから立ち直ろうと、必死なのだ。

なんというか、重い作品。
ネットで調べると、アメリカでリメイクされたらしい。