今日観た映画 『画家と庭師とカンパーニュ』

『画家と庭師とカンパーニュ』

離婚寸前の画家が田舎の家に戻り、庭師として働く少年時代の悪友と再会。
荒れ果てた庭を手入れしてくれるよう頼むところから、話は始まる。

少年時代は共有できても、その後の生活は真逆に違う。
比較的豊かで、美術学校を経てパリで画家になった男。
労働階級の下層で、国鉄の線路工事に従事し、定年後に夢だった庭師として働く男。
たがいにあだ名で呼びあうが、どこかにその差はつきまとう。

ラスト。
病に倒れた庭師を見送り、画家は庭師の見たがっていた画材をテーマに個展を開く。
友情を感じる、いいラストだ。