今日観た映画 『サルバドールの朝』

『サルバドールの朝』

1970年代初頭、フランコ政権末期のスペインで、自由解放運動のグループに所属する25歳のサルバドールは、不慮の発砲により若い警部を死なせてしまう。

確かにサルバドールは犯罪を犯した。
しかし、それは死刑に値する犯罪だったのか。
死んだ警部に撃ち込まれた銃弾は、はたしてサルバドールからのものだけだったのか。

彼は正当な裁判を受けられないまま、死刑を宣告される。
彼の家族や仲間、弁護士たちは何とか処刑を防ごうとぎりぎりまで手を尽くすが、死刑は避けられない。
彼は残虐な方法で死刑に処せられる…という、救いのない話。

フランコ政権がつい最近の話な事に、驚かせられる。