今日観た舞台 「マシュー・ボーンの『白鳥の湖』」

マシュー・ボーンの「白鳥の湖

愛に飢えていた「王子」。
夜中に彼の夢を訪れる「白鳥」。
王子に愛を示せない「女王」と、規律正しい「執事」。
やっとできた自由の象徴のような「ガールフレンド」は王室に合わず、「女王」の気に召さない。
うさばらしにバーへ行った王子は、パパラッチに狙われる。
悲観した「王子」は、自由に踊る「白鳥」の姿に救われる。

そして開かれた夜会を訪れる、「白鳥」そっくりの「異邦人」。
彼は、「女王」を含むあらゆる人間を魅了する。
激情して銃を持ち出す「王子」。
倒れる「ガールフレンド」。

精神病院に入れられた「王子」を襲う「白鳥達」の幻影。
彼を守り、傷つき消える「白鳥」。

翌朝、息絶えた「王子」を発見する「女王」。
幻想の中で、「白鳥」に抱かれている「王子」。

「白鳥」「異邦人」に、リチャード・ウィンザー
「王子」に、ドミニク・ノース。

席の位置は最高。
後ろの席の和服集団が、携帯電話を何度も鳴らすし、お喋りするしで、服は上等なのに品ない人の見本市なのが残念だった。