絶対の悪夢

悪夢を見た。

夢の中で、私はなぜか、実家で今の犬猫達と一緒に暮らしている。
それが、夜中に母が突然キレて、「仕事も辞めて、ここから目の届かない、視野に入らないようなところへ出ていきなさい」と。

私は黙って車に身の回りの品と犬猫達を積んで、夜中に家を出た。

それが、途中で事故に逢い、犬猫達が車から逃げ出してしまった。

私が行き着いたのは、そうやって飼い主達からはぐれた犬猫を集め、飼い主達と引き合わせる会場。
だがなぜか、犬猫は草原に放してあり、遠くから自分の犬猫を探して、名前を呼びながら追いかけるしかない。

草原中にたくさんの犬猫達。
大きいのから小さいのまで、いろいろ。
似た柄の子も多数。

末娘の猫は見つかった。
長男猫は、似た子が多数いるが、見つからない。
長女猫(夢の中では、なぜか大昔の長女猫、花)は見つかったが、逃げ回る。
犬は、係の人が「これが貴女の犬でしょう」と言って連れてきたが、違う。
探して探して犬を捕まえたと思ったその時、長女猫をカラスが襲い、首を切断して頭を持ち去った。
死体に近づき、でも何もできない私。
うちひしがれ、車に戻ったら、長男猫が戻っていた。

少なくなった犬猫達を抱え、できれば住み込みでできる仕事を探しながら、残り少ない現金を数えながら車で絶望的に移動する。
あちこちで、そんな動物だらけの放浪者は迷惑…と、迷惑がられながら。

そんな夢を見た。

夜中に地震で目が覚める。
うつらうつらと見る夢は、悪夢ばかり。
そんな一夜を過ごした。

今朝は具合が悪く、出社できない。