不幸なひと

貴方に私のこれまでの、そして現在の本当の姿を告げられたら。
そうしたら、貴方は納得をするの?
私も同じ思いをしてきたのだと。まったく同じでないにしても、同じような思いをしてきて、そして現在もそうなのだと。
人並みに動けない身体を抱えて、人並みに振る舞えない自分に歯がゆい思いをし、人並みでないが故に何かをしようとしても、する機会さえ、最初のきっかけさえも与えてもらえない思いをずっとしてきたのだと。
そう告げられたら。
そうしたら、貴方にもう少しの希望を与えられるの?
でもそれは、違うでしょう?

みんな、色々な悩みを抱えていて。
それは人がどうにかできる事もできない事もあるし、家庭状況、社会状況、経済状況など、さまざまな条件によって叶う事も叶わない事も、叶う人も叶わない人もいるけれど。
それを嘆く人と嘆かない人がいるんだよね。

貴方はいま不幸なの?そんなに不幸?
でも、貴方を不幸と言っている人は、貴方自身なんだよ。

いま、貴方にできる事は何?
そして、貴方がしたい事は何?
そのためにはこれから何をすればいいの?

下を見ないで。
同じ人生ならば、納得のいくように。
自分の力で道を開け。