愛する者へ

私の味方は何処にもいない。世界中が私の敵だ、と。
そう思える時が私には周期的にあって。
今が丁度、そういう時期なのだけれど。
でも。
そんな時でも、誰かを思う気持ちは湧き出てくる。

結局。
愛しているの。私は。
人を。人と人とが生み出すものを。
その愚かさや醜さも含めて。
それが私と相容れないものであっても。私の存在を否定するものであっても。

そんな私の姿は滑稽かもしれない。
そんな私の姿を疎ましく思う人もいるかもしれない。
でも。
これが私。

愛しているよ。Mさん。
貴女を愛しているよ。
貴女一人を、ではないけれど。
でも。
私は貴女を愛しています。