本当は

本当は。
この4月から大学に行きたかった。
でも、結局には。
学費は払えないし。
保証人はいないし。
諦めざるをえなかった。

大学進学と、その先にある資格取得は、この先、今いる業界で生きていくには必要な事だった。
年齢的には、今年がラストチャンスだった。
でも。
なしえなかった。


一つ一つ、可能性が消えていく、

生きてはいけない。
これまで生きてきた意味などなにもないと。
なにもないのだと。
そう、思い知らされる瞬間。