孤独

「孤独は怖かった。壊れるかと思った」
ある人と話していた時に、彼女が発した言葉。

人というものは色々な体験をするもので、また人によって感じ方も違うものだと。
彼女の「その時」の話を聞きながら思った。

私も孤独を感じた事がある。
状況は彼女のそれと、よく似ている。
でも、私は怖くはなかった。
自分の壊れていく様はとても可笑しく、私は声を発して自分自身を嘲笑い、そしてそれがまたひどく心地よかった。

あの時、孤独と絶望とそして虚無は私の友だった。
怖くはない。たぶん今でも。