初カウンセリング

そして今日、初カウンセリング。
予約をしているから出向いたが、直前まで行く事に意味があるのかをずっと考えていて、到着時間が予約時間ぎりぎりになってしまった。

診察室に入り、椅子に座ったとたんに、涙が出て止まらまくなった。
落ち着いてから、担当の臨床心理士がまず問うてきた事は「今日、何を話したいと思ってきましたか?」という事だった。
とたんに頭の中が真っ白になった。
私は何をしに来たのだろうか。

話したい事があるはずだけれど。聞いて欲しい事があるはずだけれど。
でも。改めて問われると。
何も言えない。

それでも、今の自分はどういう状況で、それについてどう考えているのかを、何とか伝えようと努力した。
決められている50分という時間が終わって、「話したい事の何%くらいを話せたと思いますか?」と問われ、それに対して「ほとんど何も…」と泣き笑いながら答えたが、本当は0%くらいの気持ちだった。

これまでこの病院の医師と2回会い、合わせて40分くらいは話をしていると思うが、今日よりも沢山の事を伝えて受け止めてもらえた気がする。
相性の問題なのかもしれないが、今日は受け止められていない気がした。

次のカウンセリングの予約をいつにするかと問われたが、答えられなかった。
だって、こんなカウンセリングを受けて、何の意味があるの?
意味があると思ったから予約を取ったが、その価値は見出せなかった。
効果が見出せないままお金を取られるのならば、どうにもならない状況に自分で自分を更に追いつめるばかりだ。
いま抱えている一番の問題は、今月末の家賃が払えないほどの経済状況に対して、どれだけ損失を少なくするか、なのだ。

カウンセリングの間と、そしてそれから後の今まで、気分がずっとふさいでいて、何も手につかず、出先でもところかまわず涙が流れ。

死の事ばかりを考える。
しかし、それにも準備が必要で。
後に迷惑をかけないようにと考えると、今は死ねない。
それがとても悲しい。