Say YES.

突然、天啓のように脳裏に一つのメッセージが浮かんだ。
「これでいいんだ」
「私はこれでいい」

私は今のままの私でいいの?
「YES」
私はここにいてもいいの?
「YES」
私は存在していてもいいの?
「YES」
私は世界に受け入れられているの?
「YES」
誰か私を必要な人がいるかしら?
「YES」
本当に、私は存在をしていていいの?
「YES」
こんな私でも?
「YES!」

涙がでてきて止まらなかった。
名前も知らない人に抱きしめられて、新たな涙がこぼれてきた。
人の体温って、なんて暖かいのだろうかと感じていた。
受け入れられる事の暖かさを知った。

まだ恐い。
本当はまだびくびくとしている。
すぐ疑ってしまう。
まだ、世界に対して安心感を抱けないでいる。
でも。
でも。
「YES」って言おう。

これは魔法の呪文。
私がこの大地に生まれでて、存在をしていて、存在をしている事を望まれ、そしてそれを許されているのだと。
そう信じるための、呪文なんだ。